公開日 2023年05月25日
経営戦略の改定を行いました
経営戦略改定の経緯
公営企業をめぐる経営環境が急速に悪化する中、更なる経営健全化の取組を進めるため、総務省は経営戦略
策定ガイドラインを改定するとともに、将来の収支見通しに係る試算精度を高めるなど、より質の高い計画と
するよう令和7年度末までに経営戦略の改定を全ての公営企業に要請しました。
その要請を踏まえ、本市においては、水道事業及び下水道事業それぞれで経営戦略を策定した平成29年3月
以降、下水道事業の公営企業法適用による公営企業会計への移行や輪島浄水場、配水池等の更新予定など、
経営を取り巻く環境も大きく変化していることから、令和4年度に経営戦略の改定を行いました。
改定後の経営戦略
<本編>
水道事業・下水道事業経営戦略(本編)[PDF:6.69MB]
<概要版>
※参考
<当初計画>
経営戦略の基本理念
輪島市総合計画を最上位計画として、総合計画の「"あい"の風がはぐくむ 快適・活気・夢のまち」を
将来像として定め、「地域特性と市民の知恵を最大に活かしたまちづくりの推進」が基本方針とされており、
本市の上下水道事業は「快適(安全・安心・快適なまちづくり)」に位置づけられています。
水道事業経営戦略の基本理念
「安全・安心な水道水の安定的な供給」を基本理念として、「安全」、「強靱」、「持続」の3つを基本方針
としています。
下水道事業経営戦略の基本理念
「安心・安全で快適な暮らしを支える下水道」を基本理念として、「安全」、「環境」、「持続」の3つを
基本方針としています。
計画期間
令和5年度から令和14年度まで(10年間)
(※計画の見直しはおおむね5年毎に行います。)
今後の取組
<水道事業>
1.投資の平準化
アセットマネジメント計画に基づき、水道施設等の計画的な更新及び長寿命化を図ります。
2.水道料金の見直し
資金残高が令和14年度末で約2.5億円まで減少し、正常な事業運営に支障を来たす見込みとなっています。
そのため、料金改定を含めた収益確保対策を進め、令和7年度での料金回収率80%以上を目指します。
<下水道事業>
1.投資の平準化
ストックマネジメント計画に基づき、下水道施設等の計画的な更新及び長寿命化を図ります。
2.下水道使用料の見直し
慢性的に資金が不足しており、毎年度、水道事業から約5億円の短期貸付金を受けていることから、
下水道使用料改定を含めた資金確保対策を進め、令和7年度での経費回収率82%以上(※公共下水道事業
は100%以上)を目指します。
<共通の取組>
水道事業及び下水道事業に関して、住民からの理解が得られるように、本市ホームページ、広報誌等を
活用して、予算・決算・経営状況分析等を情報公開し、財政状況の透明化を図り、住民理解に努めます。
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