市長のメッセージ【R6.3.30】

公開日 2026年03月30日

 このたびの市長選におきまして、市民の皆様からのご信任を賜り、引き続き2期目の市政を担わせていただくこととなりました。無投票での再選という結果を受け、一日も早い復旧復興を切望される皆様の願いと、市政継続への期待を一身に受け止め、市長としての責任の重さに改めて身の引き締まる思いであります。
 かつて経験したことのない甚大な被害を受けた本市において、ただ震災前の姿に戻そうとするだけでは、人口減少という課題を乗り越えることはできません。伝統と文化、豊かな里山里海を守りながらも、新しいことに果敢にチャレンジし、震災前よりももっと豊かで、魅力的で、誰もが安心して暮らせる新たな輪島市を目指さなければなりません。市民の皆様と共に、誰もが未来に希望の持てる輪島市を創り上げてまいる所存です。

【もっと安心して暮らせるまちへ!】

恒久的な住まいの確保として、災害公営住宅については、2028年3月末までの完成を目標に掲げ、皆様が安心して暮らせる住まいを着実に整備してまいります。
 また、希望を持って子どもを産み育てられる環境づくりや医療提供体制の確保に努めます。
 さらに、仮設グラウンドの整備を迅速に進めるなど、運動できる場所を確保するとともに、震災により中断を余儀なくされた「新図書館」の基本構想づくりに新年度から着手します。新図書館は、交流や文化の振興拠点であるとともに、天候に左右されず利用できる子どもたちの「屋内遊び場」も兼ね備えた複合施設として整備を進めてまいります。

【もっと豊かに!】

農業では新技術の導入や補助制度の拡充により効率化を支援し、林業では自伐型林業(自分たちで山を管理する林業)を促進して災害に強い山林づくりを進めます。あわせて、輪島塗に欠かせない原料である「漆の木」の植栽を推進し、これにより、漆の生産だけでなく、希少な漆掻き技術の継承も含めた多角的な山林活用を推進し、新たな林業の形を確立してまいります。
 漁業においても輪島港の拡充を柱に、豊かな海洋資源を活かした「海業(うみぎょう)
」や、安定した収益を生む陸上養殖の実現に挑戦いたします。

【もっと魅力的に!】

復興のシンボルである朝市周辺については、防災対策を強化し、商店街と住宅が共生する新しいまちとして整備いたします。あわせて、平時は憩いの場、災害時には住民の避難や支援活動の拠点となる多目的広場を整備し、より魅力的な輪島朝市の再生を目指してまいります。
 輪島塗の再生に向け、石川県等と連携し、次代を担う若手人材の養成施設を整備し、輪島塗の世界ブランド化と海外販路の開拓に注力します。漆芸の聖地としての産業観光を確立し、生産額を右肩上がりへと導いてまいります。
 観光では、工芸・美食・禅・里山里海を融合させ、海外富裕層も惹きつける国際的な観光地を目指します。また、絶景海道ツーリングの拡充や、奥能登国際芸術祭による交流人口の拡大、クルーズ船誘致を見据えた港湾整備を加速させ、活気のある街へと再建してまいります。
 さらに、持続可能な未来を見据えた新たな挑戦として、バイオマス発電や洋上風力といった循環型エネルギーによる新たな産業の創出に取り組み、地域の資源を最大限に活用し、環境保全と経済成長が両立する産業基盤を築いてまいります。

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